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2014年度前半「一緒に考えましょう講座」予定

第21回「一緒に考えましょう講座」

7月17日(木) 午後6時−8時

題目 飯舘村のいま

講師 伊藤由延氏(飯舘村いいたてファーム)

場所 北海道大学学術交流会館小講堂(正門脇)

 都会生まれの都会育ちIT技術者の伊藤氏は 飯舘村で農業研修所をまかされ、飯館の里山社会に 魅せられました。大震災以後も飯館に留まり、放射 線量の計測を続けています。水、空気、土、動植物 を現地で計測する伊藤氏の放射線データは、飯館村 の、物言わぬ生命たちの貴重な証言です。 飯舘村民と共に暮らし、村民の視点で被災者の思い を発信する伊藤氏は私たちに何を語るのでしょうか。

開催済みの講座

4月12日(土)午後2時-4時 第18回「一緒に考えましょう講座」

  • 題目:「東京電力福島第一原発の建設と『慶長津波』の矮小化」

講師:岩本由輝東北学院大学名誉教授 会場:北海道大学スラブ研究センター4階大会議室 お招きする講師の岩本由輝先生は柳田国男研究の第一人者として高名な方ですが、3.11の東日本大震災で相馬市のご自宅が半壊するなど、震災を直接経験されました。もともと福島県や相馬地方の地域史も数多く手がけられ(飯館村史や大熊町史もその一部です)、地域の伝承や口承にも精通されておられますが、震災後、改めて津波関連の歴史文書を渉猟され、地域史の視点から重要な問題提起を続けていらっしゃいます。「慶長津波の矮小化がもたらしたもの」(『宮城歴史科学研究』第72-73合併号、2013年)は岩本先生の震災関連の代表的著作ですが、この中で岩本先生は、歴史文書に記された過去の自然災害の記録を、学者が改ざんしたり誤読して東日本大震災への備えをおこたらせた事など、「科学的知見」に頼ることへ警鐘を発しておられます。ユーモアに富む極めて優れた話者でもあります。

4月13日(日)午後2-4時 第一回 中・東欧研究会

 論題:「文献史資料批判と歴史学(仮題)」

講師:岩本由輝東北学院大学名誉教授 会場:北海道大学スラブ研究センター小会議室

5月以降の「一緒に考えましょう講座」開催予定は以下の通りです。

5月3日(土) 午後2時−4時 第19回「一緒に考えましょう講座」

題目 「福島で生きる人を支えるための放射能測定」 四階大会議室

6月21日(土) 午後2時−4時 第20回「一緒に考えましょう講座」

題目 福島原発事故からの広域避難者の現状とニーズ

講師 湊源道 ルーツ・オブ・ジャパン代表

場所 北海道大学スラブ研究センター4階大会議室  

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