一緒に考えましょう講座開講予定(2013年6-9月)
今年度は北大の一年生に家田が授業(演習「原発事故と地域研究の課題:チェルブイリと福島」)を行なう縁をいかし、学生と市民が話し合う場を企画しました。このため場所については、いつものスラブ研究センターだけでなく、北大の旧教養部である高等教育推進機構でも開講します。
第15回「飯舘村のいま」
福島原発事故で最も深刻な放射線被ばくを受けながら、告知も公的支援も遅れて最後まで飯舘村長泥地区に留められた杉下初男さん(元長泥地区長、伊達方部飯舘自治会長)をお招きします。長泥で先祖伝来の水脈と農法を守る杉下さんは四世代の大家族で暮らしていました。現在は一家離散の避難生活下で、除染の仕事に携わっています。
講師:杉下初男さん(元長泥地区長、伊達方部飯舘自治会長)
6月18日(火)午後4時30分から6時30分
北大高等教育推進機構3階E-311
第16回「福島以後を大学生と市民の対話で考える」
大学生が授業で学び考えたことをもとに報告し、また福島とつながって実践を続けてきた市民団体に活動報告をいただき、双方向の対話を行ないます。
7月16日(火)午後4時30分から6時30分
北大高等教育推進機構3階E-311
第17回「地産地消の新エネルギー:可能性と問題点」
長年エネルギー問題に取り組んできた原子物理学者、市川克樹さんをお招きします。市川さんは小地域でのエネルギー資源をどのように活用するのか、実践的に活躍しておられ、理論と実践のパイオニアとして北海道に提言をいただきます。
講師:市川克樹(株式会社オフィス・プレーン代表)
8月7日-9日 以下のように三回開催します。
第一回 8月7日(水)午後4時―6時 札幌市民照射能測定所はかーる・さっぽろ(090-7055-6729(富塚)コミュニティーカフェ Balo(バロ)内 札幌市豊平区西岡4条10丁目7-2)
6時―8時はポトラック形式の持ち寄り茶話会です。
第二回 8月8日午後6-8時 岩内文化センター
第三回 8月9日午後3-5時 蘭越町町役場
9月はスラブ研究センター公開講演会として開講されます。
「チェルノブィリと福島を地域と世界から考える」
この講演会では、家田がウクライナと福島飯舘村で調査し、考えた成果を報告し、みなさんと語り合います。
講師:家田修(北海道大学スラブ研究センター)
9月28日(土)午後2-4時
北海道大学スラブ研究センター4階大会議室
皆様のご参加をお待ちしています。